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18日も、西日本を中心に35度を超える猛暑日となった日本列島。
暑さが続く中、子どもたちの間で急増しているのが、口の中や手足に発疹ができる「手足口病」。
東京・大田区にある「大川こども&内科クリニック」を訪れると、18日も、たくさんの子どもが診察に訪れていた。
このクリニックでは、半数が、手足口病を中心とする夏風邪だという。
手に発疹が出ていた男の子は、手足口病と診断された。
大川こども&内科クリニックの大川洋二院長は「ことしは、こういう内側とか、ひじに(発疹が)出てますよね。7月に入って急に増えて、先週、今週と倍増する感じで。先週の後半あたりから、(1日あたり)10人を超えて、きのう、きょうは14人、16人と、大変増えています」と話した。
手足口病は、主に小さな子どもがかかるウイルス性の感染症で、インフルエンザなどと違い、夏場に流行するのが特徴。
まれに、急性脳炎などを起こし、重症化することもあるという。
東京都では、7月に入ってから、手足口病の患者が急激に増え、14日までの1週間に報告された患者の数は、1つの医療機関あたり10.97人と、この時期としては、ここ10年で最多で、前の週の1.8倍になった。
東京都健康安全研究センターの杉下由行疫学情報担当課長は「おととし、(手足口病の)大流行がありまして、その時は、3週かけてピークまで達したものが、今回は1週で、ほぼその値に匹敵するような形で増加していますので、今後、さらに増えることが予想されます」と話した。
また、東京だけではなく、九州や中国地方など西日本でも、手足口病の患者が急増している。
小さな子どもがかかりやすい、手足口病。
おもちゃなどを口に入れてしまうことで、感染する可能性も高くなるという。
感染を防ぐには、どのようにしたらいいのか。
三重・伊勢市の中須保育園の大橋京子園長は「こまめに手洗い・うがいをしていただく。あとはタオルとかは共有せずに、1人ひとりのタオルを使って生活していただく」と話した。
手足口病には、ワクチンなどはなく、普通の風邪と同じように、手洗いやうがいなどで予防するしかないという。<<