オーストラリアに生息している毒グモ《セアカゴケグモ》の生息域が、日本国内に拡大している調査報告が、環境省より発表されました。
また平成24年11月12日には、神奈川県川崎市内でも、その生息が確認されました。
南は沖縄から、北は宮城県まで。広範囲となっております。
最近の地球全体を覆う異常気象は、生物の生態系にも悪影響を及ぼしています。
気候の変化によって、生物の生存適応エリアが拡大することによって、かつては日本国内に生息していなかった外来生物の侵入が深刻化しております。
今までのような、想定外という意識は捨てて、あらゆることを想定内として行動しなければいけない時代になったのかもしれませんね。
まず、セアカゴケグモですが、毒はメスにしかありません。(←子孫を守るためでしょうか)
体長は1センチほど。 球形の黒い身体の背中に赤い模様。 1個体がみつかれば、当然、周辺にも他の個体が繁殖している可能性が高まります。
攻撃性はありませんが、素手で触ったときに噛まれる可能性があります。 これが危険です。
まず、セアカゴケグモらしいクモを見つけたら、絶対に(素手で)触らないでください。 そして最寄りの行政機関(市役所など)にすぐに相談しましょう! さらに生息拡大を防止するために、靴で踏みつぶしたり、ゴキブリ駆除等で使用するようなスプレー式殺虫剤で完全な殺虫、熱湯をかける等が有効です。
日本における越冬は、自動販売機裏等のあたたかい場所でするようです。
また、側溝内や、地中埋蔵式水道メーター内などに卵を生み付けたりするようです。
攻撃性はありません。あくまでも素手で触らないようにしてください。
草むしり等の屋外作業では、軍手等の手袋をして、用心してください。
川崎市発表の報道向け資料は下記のリンクをご参照ください。